つらつらと思うこと



4/14  ジムにも行ってますよ
昨日久しぶりに再開したアイスホッケーの話を書きましたが, キックボクシングジムにも,昨日からまた通ってますよ. アメリカ出張に行ってたり,年度末で忙しかったりしたもんで,こちらも3ヶ月ぶり. キックの感覚を取り戻すのに必死でした. パンチの方はまだ見えません.
 っちゅーワケで,今日は内転筋と背筋が痛い. これからは,ホッケーとキックと,週に一度ずつ位のペースでやって行こうと思っています.

4/13  ホッケー再開
以前このHPで,もうやらない,なんてコトを書いたが,何となく,再開することにしたんである. 大学の体育会を引退してからだから8年ぶりになるが,まるっきり「何となく」なんである. アイスホッケーってのは,ご存知の通り,防具が多い. しかも僕はゴールキーパーなんてやっていたから,普通のプレイヤーの倍以上あるんである. おまけにスケートリンクなんてそんじょそこらにはない. さらに追い討ちをかけるように,リンクの営業が終わってから深夜に練習を始めるアイスホッケーってスポーツは, そんなワケで,車が無いとやってられないんである. 都内で車をもつ必然性を感じていなかった僕は,従って, 精神面だけでなく,物理的にもホッケーを易々とは始められない状況にいた.
 ところが先日,都内でホッケー部同期の結婚式があった. 久々に懐かしい面子が顔を揃える. 全員集合とはいかなかったが,矢張り心地好いメンバーなんである. 何と言うか,ホント,何の飾りもなく言いたい放題な連中なんである. 研究室でもかなり言いたい放題に見えるかもしれないが,そこはやはり学生とは立場が違う. これでも少しは気を遣って,口を慎んでいるんである. 彼らにはそれが全く無い. 同期だし,今は職業も違うし,好きなことを好きなだけ言える. やはりそんな仲間は貴重なもんである.
 そんなところで,千葉県在住の T くん,彼も最近ホッケーを始めたらしい.
  「龍野もやりたいんだったら乗せてってあげようか?」
その一言で決まった. 実家でお蔵入りしていた防具をせっせと運び出し(手伝ってくれた N くん,ありがとう), 金曜日の深夜12時に迎えにきた T くんの車に乗り込む. T くんの所属するチームに,ビジターとして参加させてもらった.
 もちろん,昔と同じようになんて到底プレイできる筈がない. そんなコトは僕も重々承知している. しかしそれでも僕の認識は相当甘いらしく,行きの車で嘲笑うかのように,
  「普通は少しくらいスケーティングの練習とかしてから臨むだろ」
と散々 T くんに脅されてしまった. むぅ〜. これで少しビビってしまった僕だったが,それはそれで仕方ない. 衰えた技術を今更嘆いたところで戻るもんでもないんだから. とにかくこの練習で少しでも勘を取り戻すんである.
 実際氷に乗ってみてわかった. スケーティングとか,筋力,持久力とかが衰えているのは当然のコト. それは僕も予想していたし,それに関しては特に思ったよりヒドかったとかってことは無かった. T くんから見れば,僕がそれなりにデキることが驚きだった様子. でも自分で一番ショックだったのが,ポジション取り. そう言えば現役のときも苦労したんだった・・・
 ご存知のように,キーパーってのは,シューターの方を向いたままゴールを背にしてポジションを取る. 自分が正しい位置にいるかどうかは,周りの視界や自分の動いた距離から判断するんである. さっぱり判らんかった. 練習の最初で,自分から全然手が届かず,ピクリとも反応しないシュートが, すっぽりゴールに収まっていくんである. アレ? オレなんでこんな所にいるんだ? 視界が解らなくなっていると同時に,自分が以前と同じように動けないもんだから, 全く自分のポジションが取れないんである. これはひたすら練習するしかありません. はぁ〜っ.
 そんな感じですが,今の目標は6月(or 7月)の名大戦. 初めて,OB 戦に出ます. 名古屋近辺の人,笑いに来て下さい.

4/9  人のフリ見て・・・
今日は一緒に食事に行った学生と,串揚げ屋でちょっと豪勢に. 良い気分で食事をしていると,後ろの席にフランス人の親子と思しき女性の2人組がやってきました. その若い方の人,またまた香水の匂いをプンプンさせて.
 一緒に行った学生と「気付いてないのかな? イヤだねぇ」なんて話をしながら,煙草に火をつける. そこでふと,「これって後ろの人と一緒?」・・・「そうかも」
 僕も迷惑掛けてました.ごめんなさい.

3/21  香水
今日は休日なので学生も少ない. 一人で大学の近くの豚カツ屋へ行き,晩飯を食ってきた. 一人のときには普段はカウンターに座るのだが,今日は何故か空いていたので,おばちゃんにテーブル席を勧められた. 料理が来て食い始めると,また何故か人が次々と入ってきて,私の隣りには中年男+30過ぎの女性が席に着いた. 食いながらふと,隣りの姉さんの香水がツンと鼻を衝いた. 豚カツを口に運び,むあっと口を広げると,豚カツと一緒に強い花の香りが飛び込んでくる. 堪らん. 合わんぜよ. 対角に座っていたのにこんなに気になるなんて. キツ過ぎる. やめてくれ.

3/17  ひさびさ
最近職場の PC をリニューアルしたので,OS をインストールしてみた. こんな私でも数値計算をすることもあり,Linux なんかも入れるんである. 私は横着者なんで,研究室に CD があった,という理由だけで Kondara を入れてみた. 新しいマシンにインストールする度に Linux も様変わりしていて,スルスルとインストール作業が進む. 更には,なんといきなり X がログイン画面で立ち上がるという始末. その進化に胸躍らせ,ドキドキしながらログインし,少し使ってみる.
 ところが,日本語も自由自在に使えるかと思いきや,私の名前が変換されない. 単漢字で検索しようにも,「や」と入れて「哉」の文字が出て来ないんである. 変換サーバである Wnn6 のオンラインマニュアルを読んでみても,私には難しくてサッパリわからん. 自分の名前が漢字で打てない日本語環境なんて,使う気がしないんである. 単語の登録とか,Window で簡単に行えないんですか? ファイルを少しイジるだけならまだいいけど,データの変換とかファイルの置換とか,イチイチそんなのやってられんよ. 単語なんて,思い付いたときにサラッと追加したいもんじゃない? もしご存知の方がいれば,教えて下さい.
 やっぱ Linux は僕にとってまだ頼り切れる OS ではないように見えるなぁ. しばらくは,やっぱりまだ Windows がメインなんである.← 断じて Windows ファンではない.

3/7  遅くなりました
無事,帰ってますよ. サーバがセキュリティのため ftp をクローズしていたので,更新が遅くなりました. 僕が解決策を考える前に,管理者の沼ちんが対策を講じてくれたらしい. 内部からだけ ftp できるんだって. 忙しい時期なのに,ありがとう!

2/27  出張最後の出勤日
今日は朝から人の邪魔をして過ごした. 今日が最後の出勤日だから,こちらにいる人とディスカッションするのも今日が最後になる. 聞きたかったコトは思いつく限り,それから彼らの時間が許す限り,聞いておこうと思うんである.
 そうして夕方になった. この文を書いている今は,7時になろうかというところである. さすがにもう仕事をこれ以上する気は無くなった. こちらで計算したファイルも整理した. 同室の学生も帰った. あと,僕がこちらでやるべきコトは何だろう? あ,荷物まとめなきゃいけないんだった. 明日の朝7時半の飛行機で,東京へ帰ります.

2/23  ラムステーキ
11日にもステーキの話を書いたが,またステーキの話なんである. 今度はラム. 私は羊の肉が大好きなんである. 大方の日本人は羊の臭いがダメだって言うけれど,私にはそれがいいんである. あの獣臭い匂いがなんとも堪らない. 料理は味だけではないと言うけれど,正に,あの匂いが食欲を満たしてくれるんである.
 スーパーで,そのぶっといステーキ肉を見つけた. たぶん私の人生で,羊のステーキを食ったコトは無かったろう. ワクワクしながらその肉を買い物篭に入れた. 2ドル半. また安い買い物である.
 ナンでか知らないけれど,無意識のうちに脂の乗ったモノを買ってきた. 家でその脂を削ぎ落とし,まず脂をフライパンで焼く. サラダ油なんて必要無いんである. 塩と胡椒をたっぷり振った肉をその上で弱火でじっくり. またまた厚さ 3 cm もの代物だから,じっくり焼かないといけない. まず表面を5分,裏返してまた5分. 少し焦げ目のついたところで皿に乗せる.
 でも,骨のついたステーキってのはやっぱり好きになれないな. 焼肉なら骨付きがいいんだけど,ステーキは大き過ぎる. 小さく切ったカルビなら手でむにぃ〜っとむしゃぶりつくんだけど,これはステーキである. デカい! あるいはこれすら手で食ってしまうくらい野性に返れってコトなんだろうか? そんなコトを思いながらも,やっぱり成り切れない私は苦労してナイフとフォークで食った. やっぱり美味い! 塩胡椒の味にこの食感,この肉汁,止めを刺すような,口の中に広がる獣の匂い. はぁ〜っ,羊サイコー!
 そこでふと思った. 羊って,生焼けでも大丈夫なんだっけ? でもこんなのマトモに火が通るまで焼こうと思ったら1時間掛かるよ. もういいや,気にしない. 豚の厚い肉は売ってないのに,羊は売ってるんだから,それは生でも大丈夫ってコトだろう. こんなトコロでアメリカに頼るとは思ってもみなかった. ダメだってもう遅いよ. もう食っちゃったから.

2/12  蚊帳の外から
今さっき yahoo JAPAN のページを久しぶりに開いて見たんだけど,川口外相ってダレ? 田中さんどっか行っちゃったの? こちらで日本人と接しない生活してると情報が入ってこないから,びっくりした. 他にも最近日本で変わったできごとはありましたか? 誰か親切な人がメールで状況を教えてくれないかなぁ,ナンて. そうそう,オリンピックが始まったのは聞きましたよ.(笑)

2/11  Texan beef
ステーキを食った. 厚さ 3cm はあろうかという極上の牛肉である(といっても 3 ドルだったけど). ステーキソースも買ってきたのだが,そんなモノは必要なかった. 塩と胡椒だけで満足なんである.
 テキサスの牛肉を食うときに,硬いとか顎が疲れるとか,そんなコトをほざいてはならぬ. 肉とは本来そういうものである. 日本でブクブクと飼い太らされた牛肉と同じように食ってはならぬ. 本来の姿に帰るべきなんである.
 肉食獣にでもなったつもりでガツガツと貪り食えば,身の詰まったこの肉は非常に美味いんである. ゲプ.

2/8  深夜のパーティーにビビるたっつん
昨日は疲れていたので早めに家に帰って早めに就寝したのだが,深夜1時半頃に目が覚めた. 隣りの部屋が騒がしかったんである. 運の悪いことにちょうど僕の枕の方角. 壁越しに話し声や叫び声が鮮明に伝わってくる.
 はじめは屋外で大規模なパーティーでも行われているのかと思っていた. ここはアメリカである. 何があっても不思議じゃない. 週末の Mardi Gras とかに備えて木曜日から騒ぎ出す輩がいるのかもしれないし,「うるさい」って酔っ払いに注意して殺された,なんてコトも多いに想像できちゃったりするんである. 僕の想像力が逞し過ぎるのかもしれんが.
 確認するために恐る恐る外に出てみると,極めて平穏である. ちょうど僕の枕の方角に当たる隣りの部屋の明かりだけがついていて,そこから声が漏れている. おそらく人数は3人程度,その他にガヤガヤ聞こえていたのはテレビであろう. 張りのある声の質からするとおそらく黒人. 何のコトはない,単に身内が部屋で飲んでいるだけである. 苛苛して完全に目が醒めてしまった.
 でも矢張り複数の黒人に静かにしてもらうよう注意するのは勇気が要るんである. 僕の拙い英語では微妙なお願いのニュアンスを醸し出すコトなんてできやしない. 先程の想像で僕は完全に萎えてしまった. うむぅ〜. 仕方なくビールを飲みながら,HP に載せてやろう,とこの文を書き始めたりするんである. そういう時にはどう言えばいいのか,明日聞いてみよう. 今日のトコロは枕の向きを変えて寝るか. ついでに換気扇もビュンビュン廻して,この部屋をうるさくしておこう.

2/3  長期出張
今日は2月3日. テキサスに来て28日目になります. 出張日程が全体で54日ですから,あと26日. ちょうど折り返し点を過ぎたところにあたります.
 今までの海外出張で最長のものが29日. 今週からは未知の領域に入ります. 何となく今危惧しているのは,この生活に慣れてしまうこと. こちらでも毎日,朝起きて自転車で大学に向かい,大学で部屋にこもって自分の研究をして,そしていい時間になったら家に帰る. それの繰り返し.
 最初は新しい環境で生活することに,新鮮さというか,ここで頑張ろうという意気込みが,自然に沸いてくるものです. でも,生活に慣れてくると,だんだんその気持ちも薄れてきて,1日1日の重みを感じなくなってきます. 先週まではどちらかと言うと,何も意識せずとも,あっという間にバタバタと時が過ぎていきましたが,今週からは,はじめの頃の気持ちを思い出し,それを持続していくことが大切だと考えています. 慣れてきたなら,前よりもっといいコトができるハズ!

2/1  エレベータ
アメリカのエレベータはよくおかしな動きをする.
 先日の話,一服するため外に出ようとエレベータに乗った. エレベータに乗り込んで4階(この建物は4階がground level なんである)を押し,ドアが閉まる. 同じ階から乗り込んできた学生風の男と,エレベータの中には二人である. 持ち込んだペットボトルのスプライトを空けるとプシュッと勢いよく泡が吹き出してきたので,おっと〜,てな感じで体から離す. 収まったトコロでふと我に返ると,どうもあのエレベータ特有の体が浮くような感触を味わっていない. そこで僕は相棒に聞いてみた.
  「これ,降りてる?」
  「いや,降りてないらしい」
開くボタンを押すとドアは開く. やはり見慣れた11階の景色である. 二人で「やれやれ」と顔を見合わせ,新しく降りてきた別のエレベータに乗った.
 今日は11階で止まったまま扉が開かなくなった. 気分よく一服から帰ってきたら,11階で止まったものの,扉が開かないんである. ウンともスンとも言わない. パネルに近かった,この階で降りるはずだった男が,「11」のボタンを押すと開く. なんだ,良かった. 僕も続いて出ようとすると,ドアが閉まろうとしてるんである. 普通ならセンサーがついてるから,ドアの間に手を入れれば勝手に開く. いつもの要領で手を隙間に差し出すと,かのドアは,僕の左腕を思いっきり挟み込んでくれた. イテテテテッ・・・日本語が出た僕. 空いた右手で11階のボタンを押すと,機嫌を直してまた開いてくれた. 怪我するっちゅーねん.

1/27  英語
時々僕は,知り合ったばかりのネイティヴに「英語が巧いね」と誉められるコトがある. 親しい人は僕の英語のレベルを理解しているから,そんなコトは言わないけれど. 海外に何度も出張しているコトからも,英語が堪能なんだろうと思う人もいるだろうが,本当のところ,レベルはゼンゼン低いんである.
 では何が「巧い」かと言うと,発音らしい. 確かに発音には昔から気を遣っていた. 中学に入った頃から発音記号も勉強したし,r と l の区別にも気を遣っていた. だから却って困る. 発音が適度にうまくできるもんだから,かなり英語が話せると思われちゃったりもする. あるときなど,とあるイギリス人に
  「アメリカに住んでたの?」
と聞かれたことがある.
  「なぜ?」
  「君の英語は凄くアメリカンだから」
あー,確かに. 辞書にもアメリカの発音を先に書いてあるでしょ. ところがそういう人に,こいつは英語喋れるから,と思われたりなんかして,だーっと喋られると聞き取れないんである. 恥ずかしい. 1 対 1 なら「わからんよ」って言えば何とかならんでもないが,ネイティヴ同士が調子よく話している中に入るとついていけない.
 英語が下手なのは僕に限ったことではなく,日本人共有のものであろう. 海外に出ても,英語の下手さで日本人だと判ったりするくらいである. 韓国人や中国人の方がよっぽど巧いんじゃないか. だから,日本人は閉じこもりがち. 国際会議なんかのレセプションでも,余所の国の人と和やかに会話ができないんである. どうしてもつっかえてしまう.
 言葉なんて,一部の文学者を除いた普通の人にとっては,所詮意思の疎通を行うための道具に過ぎない. 使っていればそのうち上達するもんなんじゃないかと思う. 発音なんて,はっきり言ってどうだっていい. 色んな国の人が色んな英語を話すんである. 大事なのは,多様な英語を聞き取り,即座に理解して反応することである. でもそれは使っていれば自然にできるようになるんじゃないのか.
 世の中にはこんなに情報が出回っているのに,日本人が手に入れられるのは日本語に直された部分だけ,ってのは勿体無い. 実際に,それではどんどん世界から取り残されてしまうと思う. そういう事態を避けるためにも,そしてもっと世界を身近に感じるためにも,もっともっと英語を上達させたい. 最初はしっちゃかめっちゃかでもいいじゃない? 恥ずかしがるコトはないんだよ. 日本人は妙に敷居を高く感じすぎるんじゃない? それこそ正に,世界が拡がると思うんだけどな.

1/26  映画を観に行ってみた
同室になった学生に連れられて,映画を観に行ってみた. アクションと聞いていたが,観たのはドキュメンタリーな戦争映画. わからん!っちゅーに.どっかんばっかんもあったけど,生々しい映像がちょいエグい作品でした. まだネイティヴ同士の会話にはついて行けまへん.(涙)

1/13  インドカレー
先日こちらで一緒に研究をしている M 氏に,インド食材店へ連れて行ってもらった. ちなみに M 氏はインド人である.彼の家に先週お呼ばれした折に,奥さん(同じくインド人)にインディカ米の炊き方を聞いておいたので,早速その店でインディカ米を買ってみたのだった. M 氏に美味いと聞いた,BASMATI という名の極めて長い米である. インドでは粒が長いほど好まれるらしい. 一緒にカレーパウダーも買った. 肉カレー用に香辛料を混ぜたヤツである. ちなみに日本で売ってるカレー粉みたいに,水に溶かすだけではないので誤解のないように. あくまで香辛料をブレンドしてあるだけである.
 さて,今日はオースチンに来て初めての日曜日. しかも先週までワークショップに来ていた日本人達もみんな帰った. 自分だけのためにじっくり時間を掛けてカレーを作ってみよう. まずは玉葱をじっくり炒めるんである. みじん切りにしようと思ったら,備え付けの包丁が切れない! しょうがないので無理矢理押し切って,粗いままのをそのまま炒めることにした. 来週は包丁を買おう.
 フライパンに玉葱をざらぁーっと放り込み,この時点でビールを飲み始める. ビールを飲みながらぼけーっと玉葱を炒めるのが結構好き. 弱火でじっくり.てきとーに混ぜて,ビールをごくり.くぅーっ,んまぁ〜! 美味くなぁ〜れ,美味くなぁ〜れ,と念じながら,焦げないようにひたすら玉葱を混ぜるんである. 炒めること約 30 分.いい感じの色になったら,ヨーグルトを入れる. 空きっ腹に飲んでるので酒のまわりが早い. スーパーで買ってきた一番小さいヨーグルトを,その半分だけ使うつもりだったのに,ドカッと全部入れてしまった. でも酔っ払ってるから気にしない.あー入り過ぎた,なんて言いながら,気にせずカレーパウダーやトマトピューレを入れて混ぜるんである.
 ペーストができたら鍋に移し,次は鶏肉を炒める. これまたスーパーでドラムスティックをしこたま買ってきたんである. 煮物には骨付きが良い.いい出汁がでるから. まずフライパンに油をしいてクミンシードを炒める. 匂いが出てきたら鶏肉をえいやっと放り込み,ジュージュー炒めるんである. 中まで火を通す必要は無い.だって後で煮込むんだから. とりあえずクミンの匂い(香りとは言い難いような)つけのために炒める. フライパンの上で鶏肉をコロコロと転がしているうちにビールも2本目に入り,言い様も無く幸せな気分がしてくる.
 そのときいきなり警報が鳴った.半径1キロ位は聞こえようかというけたたましい音. びっくりした僕は慌てて火を止め頭上の換気扇を「強」にして更にドアを開けた. 外から入ってくる綺麗な空気に満足したのか,警報はすぐに止まった. 多分鶏肉を炒めている煙に反応したんだろう. ドアから辺りをちょっと見回してみたが,誰も反応していない. 何となく,こちらで電話のベルよりも頻繁に聞く警報音の原因の一端を見た気がした. 反応が過剰なんじゃない?
 いやぁ,でも,消防車とか来ないよなぁ.来たらどーしよ? ビクビクしながら椅子に腰掛け,辺りの様子を窺ってみる. タバコに火をつけてゆっくりと吹かす. タバコの煙には反応しないのになぁ. そんなに煙出てたかな? などと反省しながら耳を澄ますと,遠くでサイレンの音が響いてくる. しかもこの音は何台も連なっている. げげ!
 困った僕は,すっかり酔っ払ったフリをすることにした. とりあえずコンロの前に戻ろう. そうして,何事もなかったように火をつけ,再び鶏肉を炒め始める. もし消防員がナダれこんできたら,どーしたの?ボク料理中,とか寝惚けたコトを言ってやろう,と腹を括った. ココでも酔っ払いは強いんである.
 しばらくそのまま鶏肉を炒めていたんだが,消防員は来る気配がない. どうやら僕の早合点だったらしい. 多分消防車はヨソにいったんだね. 良かったやら残念やら.(笑)
 鶏肉が炒まったらペーストと一緒に鍋に入れ,水を適量加えて弱火でコトコト煮込む. その間にシャワーを浴びる. 火に掛けた鍋を放っておくのはあんまり気持ちのいいもんではないから,手早くパパッと浴びる. そんなコトはどーでもいいか. ナンだかレシピみたいになってきたなぁ.
 シャワーからあがったら今度は米. 米は M 氏の奥さんに聞いた通り,米1に水2の割合. 僕は固めが好きなので,米を半カップに水を1カップよりちょい少なめでOK. それからこれは奥さんは言ってなかったけど,香りづけにバターを 10g ほど入れてみた. てきとーな思いつき. 鍋に掛けて弱火で 10 分余り放っておけばできあがり!
 料理の感想? そんなもん酔っ払った人に聞かなくったってわかるでしょ.

1/11  イタズラ電話
実家に悪戯電話があったらしい.朝9時頃に電話が鳴って母が出た. すると,
  「ボクやけど」
  「智哉?」
  「うん.いま友達の家で,ややこしいことになってんねん」
  「ウチの息子は今海外にいますよ・・・」
ナンだか声は違うように思ったらしいが,状況が掴めないまま切れた電話に母は相当不安になったらしい. 僕の方はワークショップの最終日. 自分の発表を朝イチに控えて緊張してる所為か朝6時に目が覚めたので,早めに大学に来ていた. メールを開くと動揺した様子の文章が目に飛び込んでくる. どうやら東大の研究室にも連絡したらしい. 東大で同室だったK君からもメールが届いていた.
 驚いた僕は直ぐに返事を書いて送った. 普段は親に心配を掛けないよう,迷惑を掛けないよう,少しは気を遣っている積りだ. それがこんな馬鹿な事件一つで大迷惑. 僕が海外にいるモンだから,母は確認の電話もできず,独りで気を揉んでいたらしい. 僕がメールを返したのが日本時間では夜10時. 12時間以上も心配を掛け続けだったことになります. 許せん.
 先の郵便物の件と言い,今回の悪戯電話の件と言い,一人暮らしゆえに問題を抱えてしまうことってあるんだよね. 僕がもし結婚して日本に奥さんを残してきてたら,母も確認できて安心したのかもしれないと思うと,やっぱりきっと僕は親不孝なんだな...

1/8  自転車を買った
今回の宿は大学までちょっと遠い.歩くとゆうに30分は掛かる. スクールバスに乗ろうと思ったら,どうやら今週イッパイは大学が休みで走ってないらしい. ちゅうことで,自転車を買った.宿の主人に聞いた質屋で,中古の安いヤツを. アメリカでは普通の人は自動車に乗ってしまうからか,自転車と言ったらマニアックなモノしかない. 籠つきのチャリの方が好きなんだけど,ママチャリなんて聞いても出てこないんである.
 僕が買ったのは,18段ものギアがついたゴツいマウンテンバイク. 一番安いのをくれ,と言って $79.99 という値札が付いていたのを $55.00 にまけてもらった. らっきー.これで行動範囲も拡がるね. ちょっと買い物するために10分以上歩くのは苦痛なんだ.

1/7  オースチンでもドタバタ
無事オースチンに着きました. 今回は何故だかセキュリティチェックに2度も呼ばれた私. 吉田先生や伊藤君と一緒に行動してるのに私だけ止められるのはなぜ? それも2回も.警戒態勢なのは解るけど,そんなに同じ人ばっかりチェックしてもしょうがないやん.
 オースチンに着いてからも一騒動. アラブ系の運ちゃんが運転するタクシーで街に向かったんだけど,途中でガス欠.マジか!? 運ちゃんがいきなり降りてって車の後ろにまわり,押してる! 止まったのがガソリンスタンドの前だから良かったけど,一人で押しても進んでなかったので私も降りてって手伝いました.ひぇ〜.

1/6  誰かオレの郵便物を・・・
明日から約2ヶ月間,またテキサスに出張してきます. 今年度は出張が多かったなぁー.まぁ,楽しいのもあるんだけど,やっぱしんどい. 特に今回のように,長期間一人で慣れない土地に滞在するのは気が重い. 色々準備にも追われて,もう既に疲れてたりして.
 今回は郵便物の処置に苦労した. 普段短期の出張に行くときなんかは,郵便物もそれほど貯まらないから放っておく. んで帰って来て,雨に濡れた郵便物をチラシの間から引っ張り出したりするんである. ところが,今回の出張はちと長い.おまけに無意味なチラシもよく入るウチでは,2ヶ月間放っておくのは郵便物を放棄するも同然である. ということで,預かってもらえないか,郵便局に行ってみた.
 窓口で尋ねてみると,局員は即座に話を理解してくれたようで,奥に用紙を取りに行った. お,やっぱさすがだね!郵便局. ところが,申請用紙をよく見ると,
  「預かれるのは30日」
とハッキリ書かれてある. そんなアホな.これまで30日程度の出張やったら放っといた,ちゅうねん. 長いから頼みに来てるんやないか.
 郵便局までわざわざ来ておいてそのまま引き下がるわけには行かない. 局員に無理を承知でお願いしてみると,
  「ご実家とかに転送されたらどうですか?」
あ,それでもいーな.と思いきや,
  「同一配達区内なら転送できますけど」
え!? 実家なんて近所にあるわけないやん. したら一人暮らしなんかせんし,大体アンタらに頼む前に親に頼んどるわい. 結局30分余り,如何に困ってるか,をアピールして「例外的に」認めてもらった. こりゃー,次はダメだな.

 後日,不動産屋に行ったついでに,今後のために相談してみた.
  「大家さんとか預かってくれないですかね」
  「いやぁ〜,家主さんには頼めないですね」
  「じゃあオタクでは?」
  「上司に聞いてみないと判りません」
あ,そ.そんな無茶言ってるとも思わないんだけど. 大家さんだって,直ぐ隣りに住んでんだぜ? 直接顔を見て話せば,きっと解ってくれると思うのに,会ってないから頼みにくい. 家賃も不動産屋に払い込むことになってんのよね,ウチって. そんなに顔合わすの嫌なんかしらん,ウチの大家.
 すると不動産屋,
  「短期間だけ私書箱借りられたらどうですか? 安いですよ」
金額の問題じゃなくって.わざわざソコまでせんとイカンのか.
 続けて,
  「郵便局の保管サービスは無料なんですか?」
  「ええ,まぁ.そうでしたよ」
  「あ,だから期限付きなんですねぇ」
何するにも金か.お前らも金さえ払えば喜んで預かるんか!?
 何て世知辛い世の中.そんなに金が欲しいならくれてやる. お前ら人の弱みに付け込んでそんなコトで金もらって満足か!? オレは凄い気分悪いぞ.

1/1  正月は少し大きなコトを
こんな僕も生まれて30回目の正月を迎えた. 小さい頃は弱い子で,生まれたときは気道が狭く,呼吸する度にピーピーと笛のような音をたてていたらしい. 先天性気管支狭窄,と言う何とも厳めしいレッテルを付けられたが,現在は至って健康. 風邪をひくことすら希な健康優良児に育った.ぷかぷか煙草まで吹かしている.
 これまで無事に育ててくれた親に感謝すると共に,私が現在暮らしている日本という国の平和で豊かな現状にも感謝せねばなるまい. 我々の祖先が作り,支えてきた国. 私の親の世代なんて,正に機関車の如く走り廻り,我が国を高度経済成長へと導いてきたのではなかったか.
 ここで私達の世代が成すべきことは何か. 豊かさに甘んじ,全世界が羨む富を無思慮に享受することではないだろう. 自分が置かれている幸運な環境に感謝し,それを謙虚に受け止めなければなるまい. 日本が世界一だとは思わないが,チャンピオンになった人間は,次はチャンピオンであり続けるために多大な努力を払うのではないか. 我々は,日本を特徴付けるあらゆるものを大事に育て,日本に足りないものもできうる限り補って, 必要とあらば後進国へも目を配れるような,そんな世代でありたい.
 別に小さいことだっていい. 日本の精神文化を支えるのも大事な仕事だし,小さい工場を切り盛りする妹の旦那も尊いと思う. ほんの些細なことでもいい,自分が日本のために,延いては人類のために働くんだという甲斐性が欲しい.
 そんな中で私は,日本の科学技術に貢献できる研究者でありたい.



以前思ったこと

その2
その1



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